しかし、先輩経営者達の経験談や成功事例や失敗事例を、いかに自分の事業に応用して考え、気付いた点をメモして持ち帰るかというのはとても大事ですね。漠然と参加して、あー楽しかった、人脈できた、勉強になった、だけでは効果半減です。

そしてそのメモを定期的に呼び戻す自分なりの工夫が必要です。メモして終わりでは全く意味がないので、例えばメモを自分のデスクまわりに貼っておくとか、スマホの背景に設定するとか、そういった「強制的に思い出させる仕組み」が必要です。

最近思うのは、その場その時その状況のリターンをいかに最大化し効率化するか、という試行錯誤の積み重ねで人間成長するということです。エレベーターに入ったら行き先の階を押す前に閉まるボタンを押すといった、小さいことの積み重ねをいかに多く作るか、一瞬一瞬をいかに考えて生きるか、ということを実行している人とそうでない人では長期的に大きな差を生む。同窓会なんかで昔の友達に会うと、考え方の違いに大きなギャップを感じたりするのはそういうことだと思います。

少なくとも経営者には休みという概念はありませんので、24時間365日が勝負です。

ところが、自分では当たり前だと思っているこういった考え方も、経営者層では通じます(というか当たり前)が、実は世の中ではマイノリティで、そんなこと考えて生きてる奴いねーよ、みたいに思う人がほとんどなんだというのが最近分かってきました。