個人所得税申告期限が迫ってます
2016.04.14
シンガポールの税金(法人税、GST、個人所得税、優遇税制など)
シンガポールの2015年(YA2016といいます)の個人所得税の申告期限が迫っていますが、皆さまお済みでしょうか。紙で申告する場合は明日4月15日、電子申告の場合は4月18日が期限となっています。
よく分からん、という方。いくつかシンガポールの個人所得税申告のヒントをば。
■IRASからSMSやレターが届き、あなたは所得税申告義務がありますよ、と通知された方は申告義務があります。my Tax PortalのMy Personal Tax Matters のところから電子申告できますので、通知を受けたかどうか分からない方はとりあえず申告画面に進んでみてください。
my Tax Portalこちら
https://mytax.iras.gov.sg/ESVWeb/default.aspx
■以前もご案内したような気もしますが、シンガポールで働いていて収入がある方は、基本的に全員に申告義務があります。日本のように毎月源泉徴収→年末調整という、会社がやってくれるものではありませんので注意が必要です。勘違いをされる方が多いので再度念押ししておきますが、勤務先の会社がAuto Inclusion Scheme (AIS)という方法を採用していることがありますが、これは、各従業員の所得税申告画面の中で、給与所得の金額が自動で反映されるというだけで、勝手に所得税申告をやってくれるわけではありませんのでご注意を。
■所得控除、例えば配偶者控除や扶養控除の金額は自分で入力する必要がありますが、基礎控除(Earned Income Relief:ほぼ全員、もれなく控除できるやつです)の金額はIRASが勝手に計算してくれますから入力の必要はありません。入力画面に進むとヘルプなどが充実してますし、収入が給与だけという一般のEP日本人の場合は作業が簡単なので、とりあえず入力画面に進んでやってみてください。
■入力画面に進み、最終的に「Submit Income Tax Return」までクリックしないと申告完了になりませんのでご注意を。
■とりあえず申告完了したら次にやることは、「IRASからの課税通知待ち」です。数か月後に課税通知がきますので、それを待ちましょう。納税は一括払いも分割払いもできますが、課税通知に記載されていますので、まずは課税通知を待ちましょう。
■2015年の途中で退社しEPキャンセルした人は、その時点で会社が所得税の精算をしているはずですので、基本的に今回の所得税申告義務はありません。