シンガポールのイジメ事情
2016.04.06
その他(日々のニュースや日常)
シンガポールは4つの言語が公用語で、そのうち英語中国語、それから母国語の日本語も合わせて子供をトライリンガルに育てることも夢ではなく、また教育水準もアジア最高ということで、教育のためにシンガポールに住んでいるという日本人も多いです。なかには父親を日本に残して母子でシンガポールに住んでいる方もいるぐらいですね。
そんな教育先進国シンガポールですが、実は「いじめ」の問題が少なくないようです。MOE(Ministry of Education)によるいじめ撲滅活動の一環でウェブサイトが用意されているのでさらっと眺めてみました。
意外にも中学生の4人に1人、小学生の5人に1人がいじめを受けたことがあるということで、思ったよりもかなり多いですね。なかでもここ数年で「オンラインいじめ」の被害が増えており、シンガポールでのオンラインいじめの被害は世界第二位(おそらく率でしょう)とのこと。オンラインいじめを経験したシンガポール人は3人に1人ともいわれています。
シンガポールでは日本と違って長時間働く文化が無く(もちろん業種業態によりますが)、日本よりも子供に触れる機会、一緒にいる時間が多いというのもあって、とても教育フレンドリーな国であることは間違いありませんが、良かれ悪かれ子供は子供、考えることやることは万国共通ですので、子供をしっかり見て触れて話して、家族が拠り所になるように支えてあげなければなりませんね。