毎年恒例のシンガポールの予算案の公表、今年は3月24日とされていますが、「予算案のロゴ」が一新しました。

 
　
これまで3年間引き継いできたロゴの大枠から、より「住まい」を意識したロゴとなりました。創作したのはポリテクの20歳の学生。デザインが良いというだけでなく、若者達にももっと予算案に興味を持ってもらおうという政府の意図もあって学生のロゴ案を採用したようです（記事にそう書いてあります）。

シンガポール政府は、総選挙や毎年の予算案の公表のたびに「building a better home for Singaporeans」というようなフレーズをよく使いますが、ここにはたぶんいくつかの意味が込められていて、物理的に自宅を持てるようにしようというHDBやCPFの政策目的や、外国人が多くなったこの国でシンガポール人のアイデンティティを守ろうというような、そういった雰囲気を醸し出していると私は思ってます。

今年の予算案に関して、Big4会計事務所や各大手企業からの要望や憶測、それから政府側から予算案の概要を示唆するようなコメントが出てきている今日この頃ですが、国の課題に対して真摯に考え、全く新しい画期的なアイデアも前触れなく実行してくるこの国の実行力や政府のプレゼン力に毎年唸らされます。