シンガポールの会計事務所の一人当たり売上高
2015.12.29
ビジネス会計人
昨日、「シンガポールの会計事務所の一人当たり売上高」という記事が出ていました。
結果、
「Big 4が飛び抜けて高い」
という普通の結果になりました。w
シンガポールに701社あるとされる会計事務所のうち、265社から得た回答(ウチにはきてないw)によると、Big4の売上シェアは市場全体(1.8ビリオンドル)の67%、従業員数でいうと会計事務所全体(17,400人)の53%がBig4勤務とのこと。他に697社あるというのにもかかわらず4社で市場の過半を占めているという結果に。
2015年のBig4の一人当たり売上高は142,000㌦(1,200万円弱ぐらい)ということで、会計事務所の全体平均の113,000㌦を大きく上回り平均をかなり吊り上げてます(これだけ吊り上がるということはたぶん従業員数も加味した加重平均ですね)。添付の表の通り、規模が大きくなればなるほど一人当たり売上高が大きくなるということになってます。
ちなみにBig4の新卒の新社会人を雇用する場合の新卒初任給は年間36,000㌦(月給で2,800㌦、23万円ぐらい)、Big4のマネージャー1年目の年棒は76,000㌦(月給で5,800㌦、50万円弱ぐらい)、Big4のパートナー1年目の年棒は175,000㌦(月給で13,000㌦ちょっと、110万円ぐらい)ということで、日本のBig4監査法人よりも少し安いかなと思いますが、中の人達によると、日本よりもピラミッド型(偉い人と下っ端の給与差が大きい)のようです。
一人当たり売上はBig4がずば抜けているのはまあそりゃそうだという話ですね。欧州本部にロイヤルティ払わないといけないし、豪華なオフィス賃料とか、採用コスト、大掛かりなセミナーや福利厚生なんかも全て回収しないといけないですからね。しかしBig4などの国際ファームのコスト構造はちょっと特殊なので例外として、会計事務所の規模が拡大すると一人当たり売上高が大きくなるってのはどうなんでしょう。。
うーん、、ちょっとピンとこないなあと思うんですがどうですか関係者の皆さん?
元記事こちら