新しいタクシーアプリがローンチ
2015.11.05
その他(日々のニュースや日常)
本日11月5日、シンガポールに新しいタクシーアプリがローンチされました。
また増えるの?もう十分だよ~。
と思いましたよね?
いやいや、今回のはちょっと違いますよ。
だって今回のタクシーアプリはタクシーに、
「知らない人と相乗りする」
アプリなんですから。
その名も「Pair Taxi」。実はこのタクシーアプリ、開発中の段階ですでにメディアに取り上げられていて、以前ご紹介しましたが、ついにローンチにこぎつけたようです。
タクシーが捕まり易くなる??
今回の記事を見る限りduring the evening rush hoursと書いてあるので、やはり「都心部から家に帰る際のタクシー(復路)」限定のようですね。決められたタクシースタンドからの乗車が対象で、今日から利用できるのはタンジョンパガーのInternational PlazaとCapitol Towerの2か所。近いうちにまずは20か所まで広がる予定のようです。現時点で100名以上のタクシードライバーがこのサービスに参加するとのこと。
仕組みは以下のようになると思われます。
アプリ内で出発地を選択(今日時点では上記タンジョンパガーの2か所のみ)し、目的地を入力すると目的地が近い乗客をアプリがグルーピングし、受諾したタクシーが配車されるようです。目的地が近い(2km以内)乗客のみが相乗りグループとなりますが、乗客は1車に3名まで。利用時間はとりあえず午後6時から午後8時までに限定されています(ので現在、朝8時時点ではまだ使えず)。
気になる料金は、もともと発表していた「メーター料金の75%」とは異なり、結局乗客全員で割り勘となるようです。支払いはクレジットカード限定なので、3人で乗ったとして、Aさんが降り、Bさんが降り、Cさんが降りるまでの運賃を後から3人でクレジットカードで割る方法になるんだと思います。タクシー予約料の$3.30-$3.50も含めたトータル金額の割り勘ですね。アプリでタクシーを配車し、相乗りしてくれる人が居ない場合は残念ながら一人での支払いになります。予約料は11/5から11/20まではローンチ記念で無料。
Third-Party Taxi Booking Service Providers Actという新しい法律はまだ施行されていませんが、今年の年末に施行されるのでこの遵守を監督官庁(LTA)は奨励しているとのこと。
1997年にLTAがタクシー相乗りシステムを導入しましたが失敗したので、シンガポールとしては今回は再チャレンジです。しかし18年前とはGPSシステムもキャッシュレスの仕組みもスマホのUIも違うということで、別次元のリトライですね。
早速アプリダウンロードしてみましたが、アプリのロゴはなんと「梨」。pearとかけてると思われますw。
元記事こちら