法人設立手続き自体はシンガポールにお越しにならなくても可能ですが、銀行口座開設に関しては基本的にサイン権者が銀行窓口にお越しいただく必要があります（ウェブ面接でOKというケースもあるみたいですが）。開設の際に、株主は誰かとか、事業内容はとか、ちょこちょこっと窓口の担当者に質問されます。
　
　
ちなみに最近お問合わせをいただいて驚いたのですが、当然ながら法人が無いと銀行口座は開設できません。生まれてくる前の胎児が銀行口座を保有できないのと同じです。

弊社の銀行口座はOCBC銀行ですが、私のまわりでも法人口座はOCBC銀行が一番多く、次がDBS銀行かと思います。シンガポール大手3行の一つ、UOB銀行は私のまわりではあまり利用されていない気がします（調べてませんのでたまたまの可能性大）。OCBC同士の取引はオンラインバンキング手数料無料だったり、OCBC同士だと送金が即時反映されたりと弊社の取引先として便利なので、お勧めを聞かれたらOCBCと答えています。

ちなみに弊社、お客様の支払い手続きの代行もやっていまして、複数の銀行でオンラインバンキングも使用するのですが、使い勝手としてもOCBCが良い気がします。ENTER押すと決定になってくれるとか、トークンだけで支払完了できるとか、細かい違いしかなさそうですが。あと、レストランではDBSやUOBよりもOCBCのクレジットカードの方が割引店舗が多い気がします。

ということで気になったので、法人設立時にOCBCとDBSのどちら（UOB銀行さんすいません）で口座開設するかの比較表を作ってみました。朝っぱらから。

OCBCはお手軽プランから通常プランに6か月後に自動移行すると思いますので、一定数のオンライン支払いは無料になります。DBSは手数料一覧によるとオンラインバンキング利用料は（取引するなら）月額課金となっていますが、実際には無料になっているケースもありますので、この一覧が適用されているのかは不明なところです。

■手数料一覧

OCBC銀行
http://www.ocbc.com/assets/pdf/BizBkgPricingGuide.pdf