DBSのキャッシュレスアプリ
2015.09.28
その他(日々のニュースや日常)
シンガポールの地元の大手銀行といえばDBS、OCBC、UOBの3行ですが、シンガポールのキャッシュレス社会の実現のためにDBSが新しいアプリ「FasTrack」をローンチするようです。
このFasTrack、ホーカーセンターや、軽食レストラン(たぶんホーカーではないがそれに近いローカル店舗のイメージかなと)なんかで、「注文」し、「支払い」できるようなアプリになるそうです。支払いはもちろんDBSもしくは子会社のPOSBのカード経由で。
現在、1店舗で試用中で、近々、複数店舗での試用を行う予定とのこと。
いくつか雑感。
「本当にそのテーブルに座っている客がオーダーしたかどうか」というのはどうやって特定するんだろうか。例えば店にいない人がオーダーしたり、違うテーブルの人がオーダーしたりするのは、クレジットカードとひも付きだから「そんなオーダーは無い」という前提なのだろうか。。。注文のための暗号を都度出してたらそのまま注文した方が結局早いじゃんということになるし。。
店の番号とテーブル番号なんて、知っていれば自宅にいてもオーダーできてしまうし、店舗内外区別はWIFIのIPで制限してテーブル番号で区別するんだろうか。。
テーブルに置いてあるタブレットの自動注文機ではなく客のスマホに入れるネイティブアプリ独自の問題は他にもありそう。
銀行本体でこういう先進的なことを推進するって素晴らしい。
日本の銀行ってこういう取り組みやってるんだろうか。
こういった支払手段などのインフラ系はとてもネットワーク外部性が強いので、DBSだけでやらないで他行とも協業してやればいいのにとか思ったり。店によってどこのカードなら割引とかやってそれぞれ競争すればよい。
せっかくならEZリンクとも統合して、公共交通機関もアプリで精算できるようになったら最高。
全然使い道が分からないPay Lahというアプリが随分前にDBSから出て、インストールしてるけど、あれの使い道をまずはどうにかしてくださいw。
個人的にはキャッシュレス社会、大歓迎です。とりあえず早く小銭を社会から無くして欲しいです。
元記事こちら