シンガポールの交通手段徹底解説 – おすすめ移動手段6選
2019.07.26
インターンブログ
こんにちは、MAYです!
シンガポールに住んで5年の私が、シンガポールにおける移動手段を6つ紹介します!
それぞれメリットがあり、状況によって使い分けるとシンガポール国内の移動がよりスムーズになること間違いなしですので、シンガポールに留学、進出予定の方はぜひ参考にしてください。
シンガポールの移動手段6選
シンガポールの代表的な移動手段は以下の6つです。
・バス
・タクシー
・GRAB(グラブ)
・車
・電動スクーター(E-Scooter, PMD)
詳しく見ていきましょう。
シンガポールにおける主な移動手段は「電車」と「バス」
シンガポールでは、多くの人が通勤や通学にMRT(電車・地下鉄)とバスを主に使っています。特に、1年未満の短期間滞在の場合は、車を買うことより、MRTとバスを乗りこなることが最も使用することになると思います。
気になる料金についてですが、後に説明するEZLINK(PASMOのようなカード)を使用する場合、MRTは片道SGD0.83からSGD1.95 程度、バスは片道SGD0.73からSGD1.66程度となっています。SGD1あたり約80円ですので、物価が高いというイメージのあるシンガポールかもしれませんが公共交通手段に関しては圧倒的に日本より安いんです。
MRT- MASS RAPID TRANSIT
シンガポールはとにかく電車とバスが発達した国です。
実際に数多くの人が通勤や通学にMRT(電車・地下鉄)とバスを主に使っています。
それぞれのラインに色がついていて、「その場所なら赤色ラインがでいけるよね」と言ったように、よく色で呼称されるのが特徴です。
※MRTの路線地図を点線のところはまだ2019年6月の現時点では開通していなので、気を付けてください!
乗車に関しては日本と同じように改札口でEZLINKカード(後述。PASMOみたいなやつ)をかざして中に入り、降車後も同じように改札口でEZLINKをかざして外に出ます。また、先ほどお伝えした通り路線が色分けされているので、乗り換えも比較的分かりやすくなっています。日本に比べて路線の数が少なく、シンプルな作りになっているシンガポールのMRTは簡単に乗りこなせるようになると思います!
駅や電車の中はとても清潔に保たれています。電車の中は冷房も効いていて、通勤時間も日本の電車ほど満員詰めの満員電車にはならないので、長時間でも快適に過ごせます。ちなみにMRT内は日本と違い、「座席の両端」が優先席になっているので間違えないようにしてくださいね。
便利で簡単なMRT ですが、我々日本人が気を付けたいのが、「ルール」を守ることです。ここ、MRTでは全車両で「飲食」、「喫煙」、「ドリアンの持ち込み」、「ペット・動物の持ち込み」、「込み合っている電車に無理矢理乗り込む」ことなどは全て罰金の対象となるので、無意識に破らないように注意したいですね。
バス
シンガポールの街を歩いていると、オレンジ色や緑色の派手な色をしたバスをよく目にします。本数が非常に多く、目的のバスを調べて乗車する必要があるため初めは、MRTより少し乗りにくいと感じる方もいるかもしれませんが、慣れてしまえばとても便利なのがバスです。
バスには番号が付けられています。グーグルマップなどで事前にバス停名と乗りたいバスの番号を調べることをお勧めします。バス停にはどの番号のバスが停まるかが示されています。
目的のバスが近くまで来たら、タクシーのように手を挙げて運転手の方に合図します。バスが停まったら、前のドアから乗車して、EZLINKカードをICカード読み取り機にタップします。2階建てのバスの場合、上に行くことをおすすめします。下よりも席数が多く、景色もいいです。降車駅のひとつ手前でSTOPボタンを押します。降りるときは後方のドアにあるICカード読み取り機にタッチしてから降車します。
ちなみにシンガポールのバスは人の乗り降りがない限り、全てのバス停に停まらないので注意です。バス停からバスに乗るときは手を横に伸ばしアピールする、降りる際はSTOPボタンを押すことを忘れないでくださいね。MRTとバスを使いこなせれば、シンガポール中どこでもいけます!
タクシー
タクシーは日本と同じ様にタクシー乗り場、もしくは道中のタクシーを停めて乗車することができます。加えて「COMFORT DELGRO」というアプリを使って呼ぶことも可能です。
タクシーの種類は、「普通タクシー(HYUNDAI SONATAの青、黄色、赤などの一般のタクシー)」、「リムジンタクシー(白いメルセデスベンツ)」、や「大人数用タクシー」などいくつかありますが、全て日本に比べて圧倒的に安いです。例えば普通タクシーの場合、チャンギ空港から市内に出るのに20分から30分ほどかかりますが、約SGD20(約1,600円)からSGD35(約2,700円)ほどでいきます。
車の上のサインが青色だと空車です。ちなみにCHANGE SHIFTとなっているタクシーに乗車する際は少し注意です。というのも、CHANGE SHIFTになっている時は、運転手さんの交代の時間なので、彼らが向かっている方向やその途中でないと乗せてくれません。CHANGE SHIFTの時は、乗る前に窓を下ろして「WHERE?」などと聞いてくるので、行きたいエリアを伝えてください。彼らの向かう方向と一致していれば乗せてもらえますし、逆方向だと断られてしまいます。こういったタクシーの状態って日本だとない感覚ですよね。
タクシーはアプリを使い金額を事前に決定した場合以外は、メーターを使用します。私はほとんど回り道をされた、などの問題に遭遇したことはないのですが、観光客の方がそのようなトラブルにあったと聞いたこともあります。なので、初めのうちはタクシーに乗る時もグーグルマップを開いたり、きちんと外を見て道を確認することをお勧めいたします。
GRAB
近年、その使い勝手の良さと費用を抑えられることから普及率が急激に広まっているのがGRABです!
GRABはアプリを使って、タクシーや車を呼ぶ方法です。アメリカやヨーロッパなどで人気のUBERやLYFTのようなものです。
GRABで呼べる車種はタクシー同様いくつかありますが、最もよく使用されるのは「GRAB CAR」、「GRAB TAXI」と「JUST GRAB」で、大きめの車種など他にもオプションがあります。支払方法は事前にカードを登録することも、降車時に現金で払うこともできます。
- GRAB CAR:GRABにドライバーとして登録している一般の方の自家用車。料金はアプリで予約したときに事前に決まります。
- GRAB TAXI:一般のメータータクシー。
- JUST GRAB:自家用車またはタクシー。近くにいるほうが来ます。
一般の方が運転するGRAB CARに抵抗がある方は、タクシーをお勧めしますが、先ほどお伝えした通りGRAB CARの方がタクシーよりも安く、気軽に使えます。また、GRABドライバーは全員事前登録をしていて、GRABを呼んだ時は乗車場所(ピックアップポイント)と降車場所(ドロップオフポイント)を入力するので安全性も高いです。GRABのアプリはApple StoreやPlay Storeからダウンロードできます。
最後の2つは長期間こちらに移住されることをお考えの方にお勧めの交通情報です。
車
シンガポールで車を買うととにかく値段が高く、手続きも煩雑です。例えば、日本では200万円ほどで購入できるホンダ・フィットもシンガポールでは700万円前後します。
シンガポールは公共交通機関が整っているため、自家用車は必需品ではありませんが、長く住むとなるとさらなる利便性を追求して、経済的に裕福な方が自家用車を購入されるようです。
まずシンガポールで車を購入するには車両購入権(COE)の取得が必要となります。COEは月2回インターネット上で行われる公開入札で手に入れることができます。COE の金額は車種や用途などによって変わってきます。自家用車の場合はカテゴリーA(1600CC以上の車)かカテゴリーB(1600CC以下の車)に属します。一度COE を取得すると、10年間有効になり、10年後にCOEを延長したければ追加料金を払うことになります。COEの取得は専門の業者に依頼する必要があります。
次に、COEを取得した後にはさらに費用がかかります。この費用は主にCOE、本体価格、輸送料、追加登録料、輸入税、商品サービス税、登録料、業者への依頼料、ナンバープレート代から成り立ちます。シンガポールで車を買う場合は合計で本体価格+車両価格の150%から400%ほどを追加で払うことになると考えておきましょう。日本と同じ感覚で車を買うとびっくりするので、車の購入を決める前に、ぜひ業者などに詳しい内容を聞いてみてください。
電動スクーター(E-Scooter, PMD)
シンガポールはほぼ赤道の真上に位置するので、1年を通して非常に暑いです。歩くとすぐに汗をかいてしまいますので、「家から会社までの微妙な距離が億劫だな」と感じる人や、「バスやMRTに乗るほどではないけど、歩くには少し遠い…」と感じる人におすすめなのが電動スクーターです。
数年前までは出前を運ぶ方がよく使っていた印象だったのですが、最近ではよく通勤時間にスーツ姿で電動スクーターに乗る方々を見かけます。シンガポールでは電動スクーターは最大時速25キロメートルまでスピードを出すことが許可されています。結構速いです!
値段はSGD500からSGD1000ほどで、走行距離は一回の充電で約20-35キロほどもちます。乗り心地、走りやすさや機能が変わってくるので、購入する際には、実際にお店に行っていくつかの電動スクーターを試し乗りをしてみることをおすすめします。
こちらの電動スクーターは内臓バッテリーがリチウムのため、飛行機への持ち込みも預かりも禁止となっています。なのでシンガポールで電動スクーターを買う場合には、帰国時には処分するか、売るか、船便などで日本へ送ることを考えましょう。
【おまけ】シンガポールに住むならEZLINKカード・旅行するならTourist Pass
観光目的でシンガポールに訪れる場合以外は、「EZLINKカード」を購入しましょう。こちら日本でいうところのPASMOです。日本と違いシンガポールのバスはおつりが出ないので、「EZLINKカード」の購入は必要不可欠です。こちらは電車やバス、タクシーなどで使えます。EZLINKは駅のチケットオフィスで購入が可能です。
ちなみに、私のEZLINKはDC Comicのデザインです!他にも、サンリオやロボットなどたくさんのデザインがあるので、自分好みのデザインを見つけると、毎日の移動がちょっと多だけ楽しくなるはず:)
以上、シンガポールに5年住んだMAYがシンガポールの交通情報について紹介しました!
また次回よろしくお願いします!