シンガポールと日本の世帯別所得
2015.02.21
その他(日々のニュースや日常)
おはようございます。
シンガポールは狭い国で、かつ政府がとても優秀で効率的なので、統計が出るのも早いです。
2014年の世帯別所得が早速出ました。
世帯別所得の中央値がS$8,290(約72万円)と2013年から名目で5.3%上昇しました。一人当たりの所得月額の中央値はS$2,380(20万円ちょっと)となり、名目で5.9%の上昇です。
この所得月額ですがシンガポールは通常、1年に1か月分のボーナスが出るので、所得年額が13か月分なのか12か月分なのか分かりませんが、12か月だとするとと年収中央値が約250万円ぐらい、ということは世帯で働いている人は3人ぐらいいる計算になりますね。
日本の世帯別所得の中央値は400万円ちょっとですから、単純に考えるとシンガポールと2倍近く離れていることになります。しかしシンガポールは基本、共稼ぎで、親と暮らすことも非常に多いので世帯の人数が多く(出生率は日本と同じぐらいですが)、単純に比較ができないですが、日本の世帯が男性一人で家計を支えているのがほぼ現状であることからすると、まあ所得水準としては似たり寄ったりなのかもしれません。
3人の核家族でお父さんが400万円稼いで、お母さんは月3万円のバイトというのが日本の典型的家族、夫婦共稼ぎで二人で700万円稼いで、子供は祖父母が面倒みる、というのがシンガポールの典型的家族、という感じですかね。
元記事こちら