SkillsFuture Creditの行方
2016.04.11
ビザ(EP等)など労務関連
EP厳格化の話でも触れましたが、PICをはじめ数々の生産性向上政策を打ち出しているシンガポールですが、シンガポール人を対象にしたSkillsFuture Credit(SFC)という制度があります。
SFCは2015年予算案で導入され2016年1月から運用開始している制度で、要は25歳以上のシンガポール人に500㌦の政府補助金を付与するもので、使い道はMBAとかプログラミングとか会計といった研修コースに限定され、そういったビジネス知識を学んでシンガポール人の一人当たりの生産性向上を図るという目的で設置されている制度です。先月あった2016年予算案でもこれをさらに充実させるという政府からの発表がありました。
SFCで受講できるコースは現在12,500種類ありまして、SFCの専用ウェブサイトから申し込みなどできます(さすがシンガポール)。2016年1月に開始されて3か月経過したので、どういった研修内容が人気なのかの統計が出てきました。
現地新聞Straits Timesによると、IT関連、、、、そしてなんと
日本語関連クラス!!!
です。
はて。。。
試しにSFCのウェブサイトでJapanese Languageで検索してみると、ビジネス日本語クラスというのはないようで、確かに旅行目的な感じは否めないですね。。残念ながら日系企業で働きたい!という需要ではないようです 泣。ちなみにJapaneseだけで検索すると、日本料理の教室や生け花クラスみたいなのも混ざってきます。
日本への旅行会話目的の日本語学習。いいじゃないですかいいじゃないですか。これも日本のインバウンド関連、つまり日本で消費してくれるための伏線(おおげさ)ですので、それはそれで嬉しいことです。
SFCのウェブサイトこちら。シンガポール人の従業員が多い会社なんかは社内で流してみては。日本語クラスが一番人気だってよ!と添えてみるとベターかもしれません。みんなで日本インバウンドを盛り上げましょうw。
http://www.skillsfuture.sg/