コンドのプールで溺死する子供
2016.04.05
その他(日々のニュースや日常)
シンガポールは家賃が高いですが、そのかわり共用施設が充実していて、ジム、テニスコート、BBQピットに、スカッシュコートやゴルフ練習場、敷地内にコンビニや美容院があるコンドもあります。特に「プール」はほとんど全てのコンドについていると思いますが、プールで溺れて無くなる子供が多いので注意しましょうというお話です。
KKH(シンガポールの公立病院)によると、過去5年間で溺死もしくは亡くならなかったものの溺れて運ばれてきた事故104件のうち、半分以上(54件)がコンドのプールで起きた事故であるとのこと。緊急病院としては最大手であるKKHが持っている事例数ですが、KKHではないケースもあると思いますので、おそらく実際にはもっと件数が多いのではないかと思います。
事故により亡くなったのは10人、回復不能な脳障害を負うことになったのが2人(KKH調べ)。亡くなった10人のうち5人は、大人がプールサイドでパーティ(BBQパーティが多いでしょう)をしていた際の事故のようです。
これは一般論ですが、本当に人が溺れる場合、「助けてー!」という声が出せるわけもなく、ほんの数秒の間に、周りに気付かれることもなく取り返しがつかなくなる事故となります。
↓プールで溺れる子供を見極めてライフガードが救出する動画
特に6歳ぐらいまでは要注意で、バケツの水(KKHの事例で5年間で3件発生)や、足首ぐらいまでしか水深がない川でも実際に溺れ亡くなる方もいらっしゃいます。日本でも毎年夏にそういった事故があるかと思います。
過去には日本人のお子様がコンドのプールで亡くなったケースもあります。BBQをやっていると、心配性の親と放任主義の親とで極端に行動パターンが分かれているというのはよく見る光景ですが、どちらが良いかは明白ですので、皆様、是非ご注意ください。