月曜日の日経新聞にも出ていましたが、ファッションビル運営大手のルミネが今年3月にシンガポール法人を設立し、シンガポール進出をすると発表しました。

 
　
3月に法人設立し、2年以内にシンガポールで出店するとのことで、当然ながらASEAN全体での機会を探るようです。

ASEAN全体の日系百貨店市場をみてみますと、シンガポールやタイのISETANや、ベトナムやカンボジアのイオンなんかも攻勢をかけていますが、百貨店の話で外してはいけないのがシンガポール高島屋ですね。高島屋グループの全世界の連結営業利益の5分の1をシンガポール高島屋の1店舗で稼ぎ出すという活躍を見せています。

一方、去年シンガポールではパルコが業績不振（賃貸契約の交渉断裂という話もありますが）により撤退しました。高島屋と単純に立地で比較すれば、高島屋がオーチャードという銀座みたいなところのど真ん中で、パルコはサンテック（付近）という、そうですねえ東京でいえば大手町みたいなとこ、大阪でいうと淀屋橋寄りの西梅田ぐらいですかね、そんなところにあったので、わざわざ行くにはちょっと不便なところにありましたが、とにかく全然客もついていなかったので予想通りの撤退という感じではありました。

こういった業態ですから、開業にあたっての投資額は莫大でしょうし撤退時の損失も結構な金額になるでしょう。

さてさて、ルミネはどうなるでしょうか。とにかくシンガポール在住の日本人としては、もっと日本のアパレルが入ってきてくれないかと心底望むところであります。