人の話を聞いて自分の事業に当てはめる
2016.02.23
ビジネス会計人
昨晩は、シンガポール和僑会主催で「東南アジア最大の日系ITオフショア開発会社」を経営されているソルさんをお呼びしてお話をお伺いしました。ベトナムで従業員500人を抱えていているオフショア開発会社以外にもありとあらゆる事業を抱えて走り続けるソルさん、とても面白かったです。
人の話って素直に聞くタイプではないんですが、自分の事業に当てはめながら聞くと新しい発見があるということに去年ぐらいにあらためて思いまして、今回も先輩経営者のソルさんからのお話を自分の事業に当てはめながら聞いてきました。
ソルさんいわく、オフレコの話ばかりなので話の内容は口外しないでくれとのことでしたが、抽象的に言える範囲で。私の解釈や派生論点も含みます。
■現地マーケットからお金をもらう商売
「どのマーケットからお金をもらうか」という商売の分け方をした時に、日系企業から報酬を頂くというモデルは手っ取り早いビジネスではあるが、せっかく現地で起業しているんだから、日本人からお金をとるビジネスではなく現地のマーケットからお金をとるビジネスをしないと面白くない、と。
これはまさに全く同じことを思ってて、私も常に新しいことを考え「これイケる!やりたい!」と思うことも多いんですが、調べてみるとライセンスが必要なことがあったりで断念することがとても多いんですよね。自分も会計事務所以外の事業を持っているものの、実際にはライセンスだけでなく、ビザの問題(複数社で仕事してはいけない)もあって、できないコトが多くて悩ましいです。2017年中旬あたりから本格的に多角化できるよう画策中です。
■持っておきたい事業の種類は創ってしまえばよい
例えばドーンと大きい投資をして長期的にチョロチョロ投資回収していくような長期型のビジネスで資金効率が悪いのであれば、それを補完する短期回収型のビジネスを創ってやってしまえばよいし、自分の「できること」がメイン事業で、「やりたいこと」と違う矛盾を抱えているなら「やりたいこと」も同時に実現できる事業を創り出せばよいし、他社とのチャネル、関係構築の入り口として持っておきたいビジネスのタイプがあれば、経験がなくてもやってしまえばいいし、そういった「自分の枠」にとらわれる必要なんかなにもない、と。
■補完し合えるビジネスパートナーとジョイント
これは最近特に痛感しているんですが、「ジョイントの達人」を目指した方がよいぐらい、誰かと一緒にビジネスをすることの重要性というのを感じています。一社だけでできることには限界がありますので。4月に日本に行きますが、そういったジョイント企画や提携関係なども積極的に模索しにいきます。
日本酒と焼酎の事業をやれというお告げですかね。w