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3つの会計士資格を徹底比較!!!【JCPA・USCPA・ACCA】 

2024.08.22

インターンブログ

目次    

    1. はじめに 

    2. 徹底解説 

           JCPA(公認会計士) 

           USCPA(米国公認会計士) 

           ACCA(英国勅許会計士) 

 3.【イッキ見!】比較表 

 4.  おわりに 

 

 

 

1. はじめに 

こんにちは! シンガポールの会計事務所CPACでインターンをしている大学3年Hinaです。会計士を目指している人なら必ずぶつかる壁 

 

‘結局、どの会計士資格を取ればいいの?’ 

 

キャリアプランを構成するうえで、会計士資格の選択は大変重要です。来年大学を卒業予定の私も、かれこれ3年間悩んできました。今日はそんなお悩みに、ズバッと!実際に会計士資格を持っているCPACメンバーの意見を取り入れながら3つの会計士資格を徹底比較していきます!! 

 

 

2. 徹底比較 

JCPA (公認会計士) 

日本の3大国家資格の1つ!圧倒的な社会的信用度!! 

 

JCPA(公認会計士… 日本の金融庁が行う公認会計士試験をもとに得られる会計士資格です。JCPAを名乗るためには、短文式と論文式の2種類の試験を合格することと、3年間の実務経験が必要になります。 JCPAは日本の会計基準に基づいて設計された資格であるため、取得後は主に日本国内の監査法人に就職し 、会計監査を行うことが一般的なキャリアパスとなります。 

 

注目ポイント 

勉強量が膨大だからゆえ!!圧倒的な社会的信用度!! 

資格を取得するには、平均で4000時間以上の学習が必要とされています。そして、合格率はなんと驚異の10%!この数字を見るだけでも、JCPAの取得がどれほど難しいかがわかります。この高い難易度こそが、日本国内で公認会計士の社会的信用度が非常に高い理由の一つだと思います。実際、海外と比べても日本の公認会計士に対する信用度には大きな差があります。さらに、資格取得までの勉強量が多いため業務でのキャッチアップが比較的容易であるという意見もあります。 

 

一発逆転も可能!! 学歴、年齢関係なし!! 

 JCPAのもう一つの魅力は受験基準がないことです。ということは、理論上生まれたての赤ちゃんもすでに受験資格があるということです!USCPAやACCAでは高校生が会計士資格を持つことは不可能ですが、JCPAでは高校生で会計士を目指すという例は珍しくありません。高卒であきらめた方も、人生一発逆転を狙える資格の一つとも言えます。 

 


USCPA(米国公認会計士)   

国際的な会計キャリアを築いていきたい!そんな方は王道の 

 

USCPA(米国公認会計士)…US-GAAP(アメリカの会計原則)に則った会計士資格です。USCPAを取得するには、各出願州が求める学歴要件(4大卒の学位、会計・ビジネス分野の単位取得など)を満たし、4科目の試験に合格した上で、1,2年の実務経験を積む必要があります。  

 

注目ポイント 

知名度と信頼が高く、グローバルキャリアを歩みやすい 

 USCPA試験は会計・ビジネス分野の基礎的な内容が幅広く問われます(もちろん英語で)。そのため、数あるビジネス系資格の中でも汎用性が高いといわれます。試験を通して得られる専門性は、会計・監査はもちろんのこと税務、経営コンサルティングの知識が養われることも大きなメリットです。これらの知識を携えたUSCPAは数々の国や地域で評価され、会計業界や金融業界でのキャリアの選択肢が広がります。 

 

大学在学中の合格が可能! 

 米国公認会計士試験は州によって受験・ライセンスに必要な条件が異なるので、自分に合った受験方法を選択する必要があります。一部の州では、大学在学中でも受験ができる「見込み受験」制度が利用可能で、最低限の単位を大学で取得していれば学位と会計・ビジネス単位がなくても受験が可能な州があります(ただし、後で単位要件を満たす必要があります)。 

 

日本国内で全科目受験可能! 

 アメリカの会計士資格でありながら、世界中の様々な国で受験が可能です。日本でも受験が可能で、4科目とも国内のテストセンターで受験することができます。 

 


ACCA (英国勅許公認会計士 

JCPAUSCPA!そう思っている方、ACCAは知っていますか? 

 

ACCA(英国勅許公認会計士イギリスの国際財務報告基準(IFRS)に準拠した会計士資格です。ACCAの資格を取得するためには、13科目の試験を合格する必要があり、さらに3年の実務経験を積むことが求められます。 

 

注目ポイント 

IFRSを理解することはどこで働くにも必須事項!! 

経済・ビジネスのトレンドとして、世界の会計ベースをIFRSに統一する動きが見えています適用国は他の2つと比べて圧倒的に多いですし、これから先JGAAPUSGAAPIFRSに統一されてくるといわれています。現在、日本ではあまりポピュラーな会計資格ではありませんが将来的にIFRSの知識はどこに行っても必要です。 

 

試験免除制度が豊富!? 

IFRS適用国の大学では会計系の単位を取得すると、複数のテスト科目が免除になります。実際、私が通っているマレーシアの大学でも卒業するだけで13科目中9科目が免除になります。USCPAより取得に時間がかかるといわれていますが、計画的に進めればUSCAPと同じく大学在学中に全科目合格も可能です。 

 

 

3.【イッキ見!!】比較表 

 

 

4. おわりに

3つの公認会計士資格を比較してみて、いかがでしたか?

 

会計の一般的なフレームワークは、経済やビジネスの国際化にある程度耐えれるようにできています。どの資格からアプローチしても、あなたのあらゆるキャリアの変化に適応していけるのは会計資格の一つの魅力だと思っています。

 

慎重になりすぎず、ぜひ効率的に会計キャリアを築いてくださいね!

 

この記事が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

 

 

 

では、また次の記事でお会いしましょう!

 

Hina

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