転職活動の6つのヒント
2015.11.03
ビザ(EP等)など労務関連
我々日本人を含む外国人労働者の監督官庁であるMOM(Ministry of Manpower)が昨日、面白い記事をシェアしていましたので共有したいと思います。日本の転職事情にお詳しい方はシンガポールの事情と比べてみる材料になるかもしれません。
転職の意思を固めた時、どうやって転職活動してますか?あなたの転職活動のやり方、ちょっと変えてみては?以下、あなたが転職を成功させる6つのヒントです。
というようなお話です。
1. ほとんど全ての求人情報は公開されていない!
記事によると80%の求人情報は公開されておらず、人脈でしか探せないとのこと。確かにそうですね。弊社もそうですが、私のまわりでも、「いい人がいたら採用する」けど人材紹介会社に頼むと2,3か月分の給料を持っていかれるので自力で探すという人が圧倒的多数ですね。私自身も前職に転職した時の求人情報はどこにも掲載されていないものでしたし。
2. 会社の「中の人」があなたを採用へと導く!
多くの企業は、従業員からの紹介で採用することを期待しているとのこと。なんと、従業員からの紹介付きの候補者は全候補者のうちたったの7%しかおらず、さらに驚くのは採用者のうち40%が紹介付きの候補者であるということです。確かに私が前職に転職した時も友人の紹介でした。採用者側としては、Aさんの紹介で来たBさんであれば、そのAさんのメンツもあるのでBさんは変なこと(採用後1か月で辞めるとか)できないでしょうし、Aさんがまともな人(ここ最重要)であれば、すでにソーシングはできているといっても過言ではないです。
3. 履歴書なんてほとんど見られてない!
履歴書で落とされることはあっても履歴書で採用となることはないとのこと。いや、これはどうかな。。確かに履歴書だけで採用することはあり得ませんけど採用側としては結構見ますけどね私なんかは。能力はおいておいて、真面目度は履歴書に反映されるケースが多いと思いますし。
4. その求人には他にも数百人の候補者がいると思え!
一般的な求人情報には、平均で250人もの候補者がいるそうです。基本的に落ちるので、貴重な時間とエネルギーを興味の薄い求人情報に割くのは得策ではないと。うーんこれもどうかな。。公認会計士の転職市場としてはそもそも候補者が少ないのでこれまであまり競合していなかっただけなのかもしれませんが、ゲーム系新興上場会社が大量採用していた7-8年前なんかは転職活動していましたが、それでも競合はイメージ的に5人もいなかったんじゃないかなあという気がします。
5. 採用が決まるのは時間がかかる!
採用が決まるのに平均で53日かかるそうです。まあこれはそうですね。体力のある大きな会社で数多く採用する場合は結構エイヤで決めるんでしょうけど、小さな会社で絶対外せない採用活動をしている会社なんかはもっと時間がかかるケースも多いでしょうね。どれだけ採用を急ぐかにもよりますが。
6. emailアドレスはちゃんとしろ!
ヘンなemailアドレスを使って立候補したらそれだけで落とされるとのこと。なんとなんと、76%の履歴書はemailアドレスがイケてないという理由で落とされるそうです。うーん、emailアドレスだけで落とすのはよっぽどヘンなアドレスでしょうけどもそれだけで落とすのは無いかなと思いますね。ただ、心象として残るのは間違いないでしょうし、転職という「ビジネスパーソンとして試されている場」に立候補するのに、なんとかchanとか、なんとかloveとか、そんなアドレス使ってこられたらビジネス戦闘能力低そうな気はしますよね。