死を迎えるのに最適な国
2015.10.10
その他(日々のニュースや日常)
表題のような和訳がされてますが、「死の質」ランキングがでました。調査はEconomist Intelligence Unit’s (EIU)によるものですが、原文を読んでみると基本的に終末期医療のランキングに近いものがありそうです。
シンガポールはアジアで2位(世界12位)。日本は14位。
シンガポールが2010年の18位から6つ上昇した大きな理由は、政府が力を入れている終末期医療の向上やヘルスケア専門家の育成によるもの(そもそもそのランキングなのでそりゃそうだって話ですが)。
ランキングは、終末期医療環境、人材、利用料金、ケアの品質、地域社会の関与(ボランティアとか社会の認知度とか)という5つのカテゴリを指数化したもの(指標への比重はそれぞれ2:2:2:3:1)。
シンガポールが高評価だったのは「利用料金(安いという意味)」「人材」カテゴリで、日本が高評価だったのは「地域社会の関与」。
日本で暮らしていると、老後どこの国に住むか、どの国で死ぬかなんて考えることはあまりないと思いますが、こうやって海外で暮らしていると意識することは実際によくあります。
死ぬならそりゃ日本でだろということになりますが、であれば、じゃあいつ日本に帰るの?ということも考える必要があり、当分日本に帰る気がないので悩ましい問題なわけです。日本にある萱場家のお墓に入るんだろうかとか、海洋散骨でもいいかなとか思ったり。
海外に長く住んでいる日本人の皆さんってどう思ってるんでしょうね。
1位:イギリス
2位:オーストラリア
3位:ニュージーランド
4位:アイルランド
5位:ベルギー
6位:台湾
7位:ドイツ
8位:オランダ
9位:アメリカ
10位:フランス
12位:シンガポール
14位:日本
レポート原文こちらから