シンガポール人口統計と高齢化社会
2015.10.04
その他(日々のニュースや日常)
直近(2015年6月)のシンガポールの人口統計が発表されました。
【Straits Times記事より拝借】
シンガポール在住者は外国人も含めて554万人(前年同月比1.2%増)で、そのうちシンガポール国民は338万人(同1%増)です。
よく言われる「シンガポール在住者の3分の1が外国人」と言われるのは実は永住権保持者53万人を「国民側」にカウントしているからで、永住権保持者を外国人に含める場合は40%近くが外国人ということになります。
外国人338万人のうち一番数が多いのは、建設現場などで働く新興国からの出稼ぎ労働者で73万人ほど(掛け算で算出。以下同様。)。次が永住権の53万人でその次がDPホルダーの26万人ほど。
人口は増加しているものの、増加率1.2%というのはここ10年以上で最低の伸び率。シンガポール政府の「外国人をあまり入れない」というか、「ビザを出す外国人の選別を厳しくする」というのが効いていますね。
一方でシンガポール国民を(出産により)増やす施策も成果が出始めています。出生率も去年の1.19から1.25に改善。多数の民族で万遍なく増加しているそうです。やるべきことをきっちりやってくるシンガポール政府ですから、人口維持出生率2.1に近づく日も近いかもしれません。今後の出生率を占う指標として重要な婚姻数は急増しており1997年以降で最多。
ただし、医療の発達も相まって少子高齢化は引き続き進行中。シンガポール国民のうち65歳以上の人口割合は13.1%と前年12.4%から上昇。65歳以上のシンガポール人1人に対して20歳から64歳の労働人口は4.9人となり、10年前の7.2人からすると大きく高齢化が進んでいるといえます。
日本の高齢者の割合はどうなんだろうと思って調べてみたら、日本の高齢者の割合はなんと、
25% (;´Д`)
ですってよ奥さん!