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業者間の引継ぎで人間関係を考える

2016.03.02

ビジネス会計人

昨日、弊社から他の会計事務所へ会計業務を変更されるお客様のために引継ぎ作業にいってきました。詳細は書けませんが、ある意味めでたい会計事務所変更というか卒業で、あるタイミングで親会社の事情により会計事務所を統一するための変更(これは結構よくある話)です。

 
 
これまで、会計業務を他社から変更していただくことはあったものの、他社に引き継ぐ側になったことがなかったので自分なりの引継ぎ方法でしたが、気合を入れて引継ぎ作業をしてきました。

 

 

引継ぎ作業といえば、随分前に、とある別のお客様が他の日系会計事務所から弊社に変更していただいた際の引継ぎは強烈でした。まあちょっと悪口になっちゃいますので割愛しますが、そういう後味の悪い離れ方にならないようにみっちりやってきました。

 

 

考えてみると色々と発見があります。

 

 

「変更される、つまり顧客を失う側の業者(今回の自分)にちゃんと引継ぎをさせるにはどうしたらよいか。」

 

 

「自分が引継ぎを受けたあの時、なぜ自分はあの業者にまともな引継ぎをしてもらえなかったのか。」

 

 

上手くいかない状況、特に他者を巻き込んだ状況の悪化というのは、多くの場合コミュニケーション不足による誤解なので、自分にも必ず原因があります。むしろ他人は変えられないので自分を変えるしかありません。相手にやる気を起こさせなかったのはこちらにも原因があるはずですし、自分がやる気を持てたのも原因があるはずです。

 

 

考えれば考えるほど、「日頃からの良好な人間関係の構築」しかないような気がします。自分がやる気をもって引継ぎ作業ができたのは、少し前から引き継ぎ経過期間を経て三社でチームワークを構築できたこともあるでしょうし、その会計事務所には別件で大変お世話になったこともありますし、なによりそのお客様は自分が独立した当初、何も実績がない時から使っていただいたという、とても恩のあるお客様です。そういった総合的な人間関係が自分をやる気にさせたのだと思います。

 

 

逆に、以前、他の業者をやる気にさせられなかったのは何故か。

 

 

これもやはり人間関係なんだろうと思います。引継ぎ作業は結局何も無く会ってもくれませんでしたが、引継ぎミーティングをメールでお願いしたのもよくなかったのかもしれませんし、場合によってはフィーをお支払いして引継ぎをお願いした方がよかったかもしれませんし、お客様に状況を説明して取り持って頂いた方がよかったかもしれません(ずいぶん前なのでよく覚えてませんがお客様に迷惑がかからないようにと業者間だけでやりとりしたような記憶があります)し、引継ぎが決まった時点でとりあえず仕事と関係なく業者を飲みに誘ったらよかったのかもしれません。

 

 

いやぁ、ビジネスってほんっと、人間関係ですよね~。

 

 

水野晴郎 風なんですが、今の人は分からんですね。。

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