休学ワーホリでの学び│シンガポールの会計事務所で半年間のインターン
2024.11.29
インターンブログ
こんにちは。シンガポールの会計事務所『CPA CONCIERGE』でインターンをしている、大学生のMocciです。
筆者はシンガポールのワーホリ制度を利用して、弊社で約6ヶ月間の有給インターンをしてきました。
半年間のインターンも本日がインターン最終日となり、このブログの投稿をもって私の業務は終了となります。
そこで今回は、CPA CONCIERGEでのインターン経験についてお話したいと思います。
執筆にあたり、今までの経験を棚卸してまとめてみました。
■CPA CONCIERGEのインターンで行った業務
■インターンで得られたもの
■そもそもCPA CONCIERGEってどういう会社?
-「フェアを追求し、ウェットな雰囲気の中で専門家として成長できるコミュニティ」
■これから海外インターンを検討される方々へ
■CPA CONCIERGEのインターンで行ってきた業務
まずはインターンで行ってきた業務の一部をざっくりとご紹介します。
-会計系-
英語での記帳から財務諸表の作成まで
・会計ソフトXeroへの仕訳入力
・Management Account(会計帳簿)の作成
・ExcelでFS(財務諸表)のドラフト作成
・FS作成、レビュー(数値の誤りや転記漏れなどのミスがないかのチェック作業)
-クライアントサービス系-
クライアントのアドミン (人事・労務) に関わるもの
・クライアント社内資料の作成(株主総会に関する手続きや資料作成、株主・取締役決議書、株式譲渡書類…)
・給与計算シートのレビュー
・クライアント引継ぎ情報の整理(Excel)
・カンパニースタンプの作成
・郵便物の発送
-その他-
CPAC社内のアドミン業務など
・リサーチとプレゼン(生成AI、経費精算システム、税務論点など)
・ウェブ業務(HPの実務情報の更新、インターンブログ)
・社内イベントの企画準備
・その他(来客・電話対応など)
筆者はインターン開始時は簿記2級レベルの会計知識と、経理バイトの経験が約1年ほどあるのみでした。
今まで会計や税務を専門的に学んだことはなかったのですが、インターン中は会計事務所の業務全般に広く携わることができました。
私のように事前知識や経験、大学の専攻との関連性が少なくても大丈夫です。インターンを通して学びたいことを明確に持ってさえいれば、充分有意義な経験を得られます!
■CPA CONCIERGEのインターンで得られたもの
CPA CONCIERGEのインターンで得られたものは主に「会計業界への理解と興味」、「さまざまなバックグラウンドを持つ方々と協働した経験」、この2つです。
・会計業界への理解と興味
弊社CPA CONCIERGEは、日本企業のシンガポール進出から会計・税務、撤退まで、企業のライフサイクルを丸ごとサポートしています。
そのため、クライアントのニーズに応じたサービスを提供するためには、日常的な改善と新しい挑戦を積み重ねる必要があります。
もちろん、会計事務所としての基本的な業務を法令とルールに従って行うのは重要なのですが、CPA CONCIERGEはそれ以上の価値提供を目指しています。
弊社では、クライアントのビジネスに対して深い洞察を持ち、柔軟にサポートすることが重視されています。
シンガポールを拠点にする専門家として、ビジネスを前進させるための提案を先んじて行うことが、クライアントのニーズであると感じました。
CPA CONCIERGEでのインターンを通して、実際のビジネス現場のすぐそばで、こうした仕事へのアプローチを学ぶことができました。
その結果、次第にビジネスにおける会計そのものの役割と、海外に拠点を持つ会計事務所の強みに魅力を感じるようになりました。(USCPAの取得をインターン中に目指し始めたきっかけの一つです。)
・さまざまなバックグランドを持つ方たちと協働する経験
インターンでは、会計実務を通して英文会計やシンガポールの会計税務の基礎知識が身に付きましたが、それ以上にさまざまな人と同じ環境で働く経験そのものに価値を感じました。
現在、CPA CONCIERGEには、ローカルスタッフと日本人スタッフが合わせて10名余りが在籍しています。各々が異なる経歴や専門を持っているので、そうした方々と同じ環境で働き、話をする中でいろいろな価値観を知ることができました。
時には自分のキャリアや生き方について相談に乗っていただけたこともあり、自分の考えをより具体的に、より広い視点を持って深めることができました。
弊社に身を置き、社員の皆さんのお話を聞かせていただけたことはとても貴重な経験でした。
海外インターンシップでは語学力や業務スキルを得ることができますが、それだけを目的にしてしまうのは費用対効果の面で見合わない部分があると筆者は感じます。
むしろ、英語や会計の知識を活用して異なる背景や文化を持つ人々と協働した経験そのものに、大きな価値を感じます。
私がインターン参加前に掲げていた目標は、「海外での実務経験を通して、会計を軸としたキャリアビジョンをより具体的に描けるようになること」でした。この目標は、結果として様々な副産物と共に達成することができました。
CPA CONCIERGEのインターンで得たこの経験を、将来のキャリアの選択肢を広げるきっかけとして、国際的なキャリアを意識しながら成長していくための土台にしていきたいと思います。
■そもそもCPA CONCIERGEってどういう会社?
「インターンで学べる事はわかった。じゃあ、CPA CONCIERGEってどんな会社?」 そんな疑問にお応えすべく、ここからはインターン生から見た弊社の魅力についてご紹介していきます!
CPACを一言で表すと、
「フェアを追求し、ウェットな雰囲気の中で、専門家として成長できるコミュニティ」
だと思います。インターンとして働いているなかで、特に「フェア」と「ウェットな雰囲気」を日々感じました。
「フェア」
CPACには年齢や経験、言語に関係なく、すべてのメンバーが公平に意見を言い合い、リスペクトし合える環境があります。上司や先輩との距離も近く、意見交換や質問が活発で、インターンである私も積極的にフィードバックをもらいながら取り組むことができました。特に、インターン初期に私が提案した業務改善などのアイデアに対して、年次や役職に関わらず真摯に耳を傾けてもらえたことは、その後の安心感とモチベーションにつながりました。
「ウェットな雰囲気」
社員同士の円滑な人間関係は、CPACの最もわかりやすい特徴のひとつです。ランチタイムにはオフィスに出勤しているメンバーで外に出てみんな同じテーブルを囲んで食べますし、社内イベントなどにも積極的なカルチャーがあります。
ランチのようなカジュアルな場だからこそ普段オフィスでは話しにくいようなアイデアや意見を自由に共有できたり、やりたい業務についても自然に伝えることができます。
CPACのウェットなこの雰囲気は、安心感を生み、仕事にも良い影響があると感じます。
「専門家としての成長」
CPACでは、メンバー一人ひとりの専門性が尊重される一方で、異なる分野や視点からも学ぶ機会が多く、幅広い専門知識を身につけることができます。例えばあるクライアントの特定の事象から得たノウハウを、そのクライアントの担当者だけでなく会社全体に共有することで、スキル・ノウハウが属人的にならないような仕組みづくりがされています。そのため、経験が浅くても効率的に成長できる文化が根付いています。専門家としての成長の機会が豊富にあるのもCPACの魅力です。
チーム全体で成長を支え合い、専門家としてだけでなく、個人としても充実した経験ができるコミュニティがCPA CONCIERGEです。
■これから海外でのインターンシップを検討される方々へ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
海外で仕事をしながら暮らすということは言語の壁や文化の違いもあり、簡単なことではありません。
そうしたギャップに戸惑うこともありますが、それらを楽しめるようになった先には、日本では得られない経験が待っているのは確かです。
適切な環境に身を置くことは、日々の努力を積み重ねることと同じくらい大切だと思います。
ぜひ、勇気をもって飛び込んでみてくださいね。
CPA CONCEIRGEではインターンを随時募集しております。(インターン募集ページ⇒)
筆者について -ABOUT THE AUTHOR-
Mocci(モッチ)
『CPAコンシェルジュ』のインターン生。今日が最終日。