シンガポールが税インフラ世界一
2015.08.05
シンガポールの税金(法人税、GST、個人所得税、優遇税制など)
おはようございます。
先日、日経新聞に『徴収ミス700人に1人 「税インフラ」世界122位 』という記事が掲載され、日本の税インフラが世界に比べて大きく遅れているという話が話題になりましたが、シンガポールが密かに世界一だったことは御存じでしょうか。
そんなシンガポールが新たな税インフラを導入しました。
それは
電子申告を全ての企業が利用できることになった!!
です。
これまでは一定の小規模企業のみが認められていた電子申告が、原則として全ての企業が利用可能な状態になりました。
YA2015(2014年1月~12月に終了した決算期)の法人税申告はすでに始まっており、期限は2015年11月末となっていますが、電子申告すると申告期限が12月15日まで延びますし、自動で足し算とか入力されますし、印刷も郵送も不要ですので、是非とも電子申告を活用してください。
ペーパーレスにすることで、インク業者やプリンター業者が根絶されてしまうとか、郵便需要が減って郵便会社で働いている社員の生活はどうなるんだとか、税務申告業者が食っていけなくなるそういった「ピンポイントで考えると問題はあるものの、国全体で考えるとやった方が良いこと」ということはシンガポールはほんと得意なんですね。国全体の効率性や経済性を追求して、こうやって「やるべきこと」はガンガン実行してきます。ほんと素晴らしい( ̄ー ̄)
日経新聞記事はこちら
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