ラッフルズプレイスが改装されることとなり、テナントは3か月後に急遽、撤去を強いられるということで波紋を呼んでるようです。

http://www.straitstimes.com/singapore/raffles-hotel-revamp-leaves-some-tenants-in-the-lurch

　
しかもちょうど売上が飛躍的に伸びるチャイニーズニューイヤーの直前に出ていけということで、さらにテナントによってはユニットをリノベーションしたばかりだったり、そもそも借りたばかりのテナントもあったりで、貸し手側が強いシンガポールの不動産事情を窺い知ることができます。

「リスク管理」というのは会社としてはとても大事なわけですが、今回のようなケースだと、3か月通知で退去させられる可能性（賃貸契約）があるのであればそれに備えてオフィスや店舗づくりをすることが必要だったかもしれませんし、他にも例えばキーマンがいなくなっても継続できる組織体制や、データ紛失に備えたバックアップなど、事業内容や組織規模やステージに応じたリスク管理体制というのが必要ですねと改めて思いました。