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多民族国家シンガポールの宗教

2016.03.14

その他(日々のニュースや日常)

住んでいる人のうち、3分の1が外国人(永住権保持外国人を含めると3分の1を越え、含めないと3分の1を切るので私はいつもこういう表現を使います)のシンガポールでは、ヒンズー教のお寺のすぐ近くにイスラム教のモスクがあったりと、宗教に関しても多宗教国家といえます。

 

日本は無宗教の人が多いと思いますが、宗教ごとに労働の慣習も商習慣も違うので、シンガポールでは宗教ごとに人事政策を変えたり、マーケティングを変えたり、そもそも特定の宗教に限定した商品サービスを開発したりと、「宗教」がビジネスと隣り合わせで身近なものとして存在しています。

 

 

ところが最近のシンガポールでは、無宗教の人の割合が増えているようです。

 

 

5年前は17%だった無宗教の割合が2015年は18.5%に増加とのこと。15歳から24歳の若者にいたっては23%となり、55歳以上の14.6%からに比べると大きな差が開くようになってきました。祖父母が特定の宗教を信仰していてもその子供もしくは孫は無宗教、という家庭が増えてきたということになるでしょう。

 

 

信仰宗教と民族は必ずしも一致しませんで、民族別に無宗教の割合を見ると、中華系の人の無宗教の割合は23.3%、マレー系民族の無宗教割合は0.3%(ほとんどがイスラム教でしょう)、インド系は1.4%が無宗教(ほとんどがヒンズー教でしょう)となっています。

 

 

学歴別にみると、大卒者は25.8%が無宗教、大卒未満の15.2%よりも10.6%も高い結果となり、学歴が高いほど無宗教という結果は面白いですね。

 

 

宗教別に見ると、全体の43.2%が仏教もしくは道教、18.8%がキリスト教、14%がイスラム教、5%がヒンズー教(おそらく0.5%がその他の宗教で、上述の18.5%が無宗教)となっています。意外に仏教が多いんですね。弊社も日本人の方のEP申請をする際に(信仰しているとまでもいえないけれども)仏教信仰として出すことも多いので、永住権保持日本人の方も仏教信仰者に紛れているのかもしれませんね、%への影響はほぼ無いとは思いますが。

 

 

無宗教の%が増加してきたのにはいくつか面白い意見があります。公に宗教の話をするのが嫌なので信仰している宗教はあるものの無宗教と回答している人がいたり、一つの宗教に特定できない日本人(クリスマスも祝うけど葬式は念仏みたいな)のような人も増えてきたりと、その背景はちょっと複雑そうですね。

 

 

今後の世界は、企業のマーケティングの成果により、より日本人のような宗教MIX型の人口が増えるんじゃないかと思いますがどうですかね。

 

 

元記事こちら

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