ノミニーダイレクターとはなんですか?
シンガポール法人の登記簿に記載されるいわゆる取締役(法的には代表取締役に近い)のことをDirector(ダイレクター。ディレクターとも呼ばれる)といいますが、シンガポール法人では少なくとも1名のダイレクターはシンガポール在住者であることが求められます。日系企業等の外国企業がシンガポール子会社等を設立したものの、現地在住のダイレクターがいない場合、会計事務所等の専門家の名前を借りて現地在住のダイレクターとして登記することがありますが、このような、名前だけ現地在住ダイレクターとして登録しているものの、実際にはダイレクターとして機能しない、名前貸し取締役のことをノミニーダイレクター(Nominee Director)といいます。