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シンガポール入門SINGAPORE INFO

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SG Arrival Card (SGAC)とElectric Visit Pass (EVP)

最終更新日:2023年4月27日

  

公認会計士  萱場 玄

    

SG Arrival Card(SGAC)とElectric Visit Pass (EVP)の概要

SG Arrival Card(SGAC)とは、電子版の入国カードをいいます。かつて、シンガポールでも紙の入国カード(添付)が使われていましたが、入国手続きの迅速化や環境保護等を目的として電子化されました。日本国籍の方であれば、事前にビザを取得しなくともシンガポールに30日間の滞在が認められていますが、旅行者であっても長期滞在者であっても、日本からシンガポールへの入国の場合はシンガポールへの入国の前にオンラインでSG Arrivalを提出する必要があります(そのかわり、機内で配られていた入国カードは無くなりました)。

   

【以前使われていた紙の入出国カード】

Electric Visit Pass(EVP)とは、SGACをオンラインで提出した後にSGACで登録したemailにシンガポールの入国管理局(ICA)から送信される入国承認の通知をいいます。Employment PassやDependent Passといった長期滞在ビザの発行手続きの際に、このEVPの受信メールの提出が必要になります。

  

いつどのように手続きを行うのか

SGACはシンガポール入国の3日前から入国審査を受けるまでの間にオンラインでの提出が義務付けられています。日本からの渡航の前にオンラインで提出することも、チャンギ国際空港に到着してからスマートフォンで提出することも可能です。

チャンギ国際空港の入国審査場(いわゆるイミグレ)には、SGACへのウェブサイトリンクのためのQRコードを掲載した看板が複数設置してあります。また、シンガポールのチャンギ国際空港では通常、無料WIFIが使用できますので、日本からお越しの方でも、日本で事前にSGACを提出することなく、通常は現地でSGACを提出することが可能です。

   

【チャンギ国際空港に設置されているSGACのQRコード】

SGACのウェブサイトリンクはこちら(上記、チャンギ国際空港のQRコードのリンクと同じ)。

https://eservices.ica.gov.sg/sgarrivalcard/

上記ウェブページに入ると以下の画面になります。①がEPやDPなど長期滞在ビザ保有者の提出フォーム、②が旅行者等の提出フォームとなります。EPやDPの承認獲得済み&未発行の状態であるIn-Principle Approval(IPA)保有者は②の提出フォームとなります。

   

【SGACの提出フォーム】

   

Electrical Visit Passのemailを受信した後の手続き

SGACをオンラインで提出すると、登録したemailアドレスに以下の内容(Welcome to Singapore という表題から始まる入国者情報)のemailが届きます。EP発行の際に当該emailの提出が必要になりますので、EP申請を依頼している業者もしくは人事担当者(社内でEP申請している場合)に当該emailを転送します。

   

  

(注)上記取り扱いは出稿時点のもので最新実務と異なる場合があります。

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