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移動販売クレープ屋を始めるには

2016.04.02

会社設立(法人設立)などシンガポール進出系

昨日は予想外の反響ありがとうございました。「萱場さん、会計事務所辞めないで!」という声が一つもなかったのが印象的ですねw。はい。暖かい応援ありがとうございます( ̄д ̄)

 
 
さて、移動販売クレープ屋をやるにはどうしたらよいでしょうか。秋間さんからマジレスのツッコミがありましたが、今日はそのあたり解剖していきましょうか。

 

 

■会社設立関連
まず、事業の母体である会社が必要ですね。永住権を保有している日本人は個人事業登録でも可能かもしれませんが、永住権を持っていない日本人であれば個人事業登録は現実的ではありませんのでビザを出す母体としても法人設立(その他セクレタリなどもろもろ)が必要です。株式売却ではなく事業譲渡なのであればCPAコンシェルジュ社を法人として使ってもいいでしょうけれども、その場合は少なくとも事業内容の変更が必要で、ライセンスを取る時に過去の会計事務所業態が引っかかって会社新設が必要になるということもあるかもしれません。

 

 

■ビザ
新しく会社を設立した場合はその会社でビザを出し直す必要がありますが、会社を変えない、つまり株式の売却ではなく事業譲渡であれば単なる事業内容変更(会計事務所→クレープ屋)ですので同じビザで良いと思われます(細かく言うと、スタッフとかだとOccupationを変えてビザ出し直しの可能性ありますがMDであればいいかなと思います。こういう事例にあたったことないので要確認)。

 


■ライセンスと許可
シンガポールは外資規制がほとんどなく、やりたいことがやれると言われて誤解されることがありますが、ライセンスや許可が必要なものは多いです。移動販売クレープ屋の場合ですと、日本からフルーツなど輸入する場合は輸入ライセンス、順調に拡大して移動販売の数も増えセントラルキッチンで食材を捌くという業態にする場合はセントラルキッチンオペレーションライセンス、それからそもそもの飲食業ライセンスについては移動販売の場合は移動販売ライセンス、どこかの店舗で販売する場合はそれ用のライセンスが必要です。監督官庁(LTAやNEAの)の許可も必要かもしれませんし、その他アルコール販売する場合はアルコールなど、私は調べるのはあまり得意ではないですが、上記のように、やる内容によってどのライセンス・許可が必要なのか調べる必要があります。

 

 

■資本金
今回のネタですと、会社を売った資金で始めるということなので自腹で全てやってもいいですが、「他人を巻き込む」方が成功すると判断する場合や自己資金が足りない場合は誰かに出資をお願いすることになります。開業資金がいくら必要か、つまり移動販売車を買う(orリースする)のか、自動クレープ製造機はいくらするのか、ライセンス申請料金や食材のコスト見込みなど、月次で黒字化するまでのキャッシュアウトの累積金額を予想して、(あとで追加出資してもいいですが)見合った資本金を会社に入れる必要があります。また、新しく法人設立(事業譲渡ではない)してビザを出す場合は、10万ドルぐらい資本金が欲しいところです。

 

 

検討事項、そんなところですかね。他になにかあります?

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