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2016年税制改正シンガポール

2016.02.17

シンガポールの税金(法人税、GST、個人所得税、優遇税制など)

毎年、3月にその年の予算案が公表されるシンガポール。今年は3月24日(木)に公表予定です。

 

 
 
税制改正を目前にして、各方面から改正提案が出てきました。

 

 

BIG4を中心に、シンガポール政府への提案として、一層多数の国との強固な租税条約締結や条約の改正や、GST登録の要件緩和(売上1ミリオンから0.5ミリオンへなど)、シンガポールのファミリーオフィス優遇の強化(税率や医療費控除など)など、エンジェル投資家の優遇税制強化、キャピタルゲイン非課税の継続と要件緩和、スタートアップの繰越欠損金の株主テストの要件緩和、ストックオプション課税の緩和、欠損金繰り戻し還付の強化、シンガポール人へのNORスキームの適用、シンガポール人管理職雇用の際の税制優遇強化、ASEAN統合を踏まえたASEAN地域での所得非課税導入、枠を超える外国税額控除の繰越制度の導入、M&A優遇税制の強化、LBOによるM&Aの金利損金算入、FTAの認知徹底、産学連携の強化、テクノロジーへの優遇税制強化、スタートアップ免税の修正、PICの見直し、グループリリーフの要件緩和、即時償却資産の要件緩和、

 

 

などなど。。。

 

 

弊社のお客様(未来のお客様も含めて)に影響がありそうなのは、PICの修正とスタートアップ免税あたりでしょうか。PICは、政府がバンバンお金出してる割に全然Productivity上がらないじゃんという批判により、もうちょっと実行力のあるような仕組みにすべきという提案のようですね。スタートアップ免税も、スタートアップから3年間の免税って、あまり使われないことが多い(はじめは赤字の会社が多い)ので、もうちょっとスタートアップに本当に使える優遇措置にしてよというもの。意外にも不動産価格高騰の沈下政策、いわゆるCooling Measuresにはどこも触れてなさそうです。

 

 

あ、念を押しておきますが、会計事務所などからシンガポール政府に「税制改正の要望」を出している段階ですから、まだ決まってないですよ念のため。

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