マネロンでシンガポール人がオーストラリアで逮捕
2016.01.30
その他(日々のニュースや日常)
黒田バズーカのマイナス金利はシンガポールでも一面扱いです。
さて、金利といえば投資、投資といえばマネロン(無理矢理)ということで、シンガポール人がオーストラリアでマネロンで逮捕、懲役9か月となりました。
ちなみにマネロンとはマネーロンダリングの略で、いかがわしい(テロ資金やその他犯罪や脱税など)多額のお金を複数の銀行(特に国を跨いで)を経由したり、その他の手段を使って綺麗なお金に見せ直すことをいいます(定義by萱場)。汚いマネーを綺麗に洗う(launder:洗濯する)ことからマネーロンダリングと呼ばれます。
今回オーストラリアで御用となったシンガポール人Koh氏は、オーストラリアで入国時に多額の持ち込み現金を申告しなかったにもかかわらず、何故かオーストラリアのカジノの金庫に300,000豪ドルを入国日に入れ、出国日にはこれが700,000豪ドルに増えていたとのこと。オーストラリアのカジノ業者がこれを通報し御用となりました。
Koh氏の言い分はこうです。
「金はオーストラリアの叔母の金だ。私はこれを回収して、中国に住む彼女の元夫に渡すよう言われただけだ。」
ということで当然警察は調査。結果、中国の元夫という男性は存在せず、叔母は存在するもののお金に関する関与を否定。Koh氏は資金の出所は言えないということで、明らかに犯罪性のある資金であるとされ有罪となりました(結局、売春斡旋のお金だったようです)。ただし、Koh氏の証言により他の1.59ミリオン豪ドルのマネロン案件に発展し、2名を別途逮捕したという協力姿勢の考慮により執行期間短縮され懲役9か月となりました。
先日、シンガポールでもISIS関与の疑いで27名のバングラ人が逮捕され強制送還されましたが、シンガポールも最近物騒なニュースが増えましたね他国よりは随分マシだとは思いますが。
マネロンの元記事
今知りましたが、バングラ人逮捕の件、27名のうち14名がバングラ警察によりテロリストと断定されたそうです。