シンガポールでいうところのヘイズとは、隣の国、インドネシアのスマトラ島での「森林火災」や「焼畑農業」を行っている煙がシンガポールやマレーシアなどに流れて来て、「煙たい」という被害をいいます。煙たいといっても状況によっては外出不可レベルになり、2013年には大気汚染指数（PSI：Pollution Standards Index）がシンガポールで401となり過去最悪を記録しました。

【2013年のやつ】

ちなみに焼畑農業とは、簡単にいうと作物を収穫した後で、一旦農地を焼き払い、一定期間放置することで土地の栄養分を回復させるという方式の農業です。

【どっかのウェブサイトから拝借】

PSIによる健康への判断は下記。午前6時現在で過去3時間平均がセントラルエリアで139です。現時点のPSI数値の確認はこちら。

・0～50：良好（Good）
・51～100：やや不良（Moderate）
・100～200：不健康（Unhealty）
・201～300：非常に不健康（Very unhealthy）
・301～500：危険（Hazardous）

個人的には、50を越えるとちょっと臭くなりますが100以下なら特段問題なし、100を越えると外に出る気を徐々に失い、150を越えるとマスクが必要となり、一日家に引きこもります。

マスクはN95という軍事用（？）の目が細かい高性能マスクでないとほとんど意味がないと言われています。通常のマスクではヘイズに含まれるPM2.5の微粒子が貫通するからです。

【N95マスク】

とまあ、お隣さんが原因で被害を受けているシンガポールですが、「火消し、手伝おうか？」とインドネシア政府に提案したところなんと、「大丈夫。自分のとこで人手足りてるわ！」とインドネシアは拒否(;´Д｀)

今週金土日のF1にも影響が出る可能性も。

祈りましょう。