海外インターンの問題点
2015.09.11
ビジネス会計人
最近、弊社にインターンの大学生がきて一緒に仕事をしています。
もともとはこのFBページでメッセージを頂きまして、「働くアテもなくとりあえずワーホリでシンガポール来ました!何か仕事ありませんか?雑用でもなんでもやります!」という、とても素晴らしい意気込みで、文章も丁寧で人格がにじみ出ていたのでお会いし、実際に良い方だったので色々とお願いしたり、人を紹介したりしているここ1週間です。
で、その学生と話していて「海外インターンの問題点」というのを感じました。
インターンというのは基本的には学生に職業経験をさせてあげるといういわば企業側からの就業機会の提供であり、低額の報酬もしくは無償で行うのが一般的のようです(違ったら教えてください)。
学生側は、実際に就職活動の際に履歴書に書けるということもあって、
「無償でもいいから海外でインターンしたい!」
という学生も結構多いようですが、企業側としては
「何もできない学生に仕事のやり方を教えて、いざ教えたら1、2か月で日本に帰ることが決まっている学生を有償で雇うのはちょっと・・・」
というイメージ(私もそうでした)のようです。
つまり
学生は無償でも働きたいのに、それが企業側に伝わっておらず、結果、海外インターンをしたい学生が海外で受け入れてくれる企業を(無償ですら)見つけるのがとても難しいという状況があるそうです。
そういう状況のため、「海外インターン斡旋業者」というのが存在し、学生は無償で海外インターンに行くために自己負担で渡航費を払い、現地での滞在費を自腹で払うのにも関わらず、それに加えて海外インターン斡旋業者に10-20万円払うことになるという、金銭的な三重苦を抱えているそうです。
これが原因の一つとなり、海外インターンを実現できる学生はとても少ないそうです。
さらに、海外で勉強する留学なら各種あるものの、海外インターンの補助金制度というのはあまり普及していないようで、金銭的負担を救済する手段もほとんど無いようです。
これはとても由々しき問題です。
これからの日本を支えるのは彼ら若者ですから。
我々のような現地企業は、彼ら彼女らのような日本を支える若者に機会を提供しなければならない。
そう思いませんか?
日本の学生(世界200位以内に入るような偏差値の高い大学からのワーホリ)をインターンで受け入れてもいいよというシンガポール国内の企業(日系でもいいです)の方はお気軽にメッセージください。物価の高いこの国の滞在費ぐらい出していただけると学生もとても助かるようです。
ぶっちゃけた話、社会貢献とか興味がなかったんですが、これは日本にとってまずいと思うので、近々、具体的な形にして仕組化しようかと思います。
そんな弊社CPAコンシェルジュではインターンを募集しています。
くわしくはこちら↓