そこでとても久しぶりにお会いした大手監査法人の公認会計士の方とお話したところ、弊社がホームページで有料ダウンロードとさせていただいている専門情報の話になりました。
ありがたいことにその存在を御存じだったのですが、やはり誤解があるなあと思い、補足させていただきます。少し高めの価格設定にしていること、有料であること自体も、「顧客価値の最大化」です。

つまり、このブログでも何度かお伝えしていると思いますが、大手監査法人系会計事務所がホームページやセミナーなどで無料提供している情報って、結局そのコストを顧客の単価に乗せていることに他なりませんよね。顧客から頂いたお金で人材を雇用し情報を作成して、顧客以外の第三者に無料で提供している、ともいえます。

顧客への価値最大化とはちょっと違うこのような状況に私は昔から疑問で、自分がやるなら顧客限定に情報提供するのに、と思っていました。

そこで弊社は、御客様がシンガポールにおいて事業を進めるために必要な情報を作成し無料開放、御客様以外には有料で情報提供、というスタイルをとっています。別に有料でダウンロードしていただいた売上を狙っているわけではなく、そういった情報を提供していることを知っていただき、御客様になっていただくこと、それから御客様になっていただいた場合には今まで整理してきた情報も全て無料提供することで、御客様へのサービス価値最大化を図っているという意図なわけです。

この話だけではありませんが、自分のキャリアがスタートしてから10年以上経ち、「会計事務所はこうあるべき！」という理想の姿が確立したので、それを自ら実行して証明してやるぞ、という気持ちでやっています。