取材依頼
2015.01.06
ビジネス会計人
おはようございます。
弊社はシンガポールの会計事務所ですが、法人設立やビザ申請なんかもやっていますので、進出関連の御相談も多かったり、シンガポールで会計事務所を独立開業するというちょっと変わったことをしているので、たまに取材の御依頼をいただいたりするのですが、先日頂いた取材依頼についてちょっと思うところがあり今日のネタにしようと思います。
ざっくりとですが、emailでやりとりした内容は
記者「以前名刺交換をさせていただいた●●です。取材したいので貴社の御客様を紹介してもらえませんか?貴社の顧客だということで記事にしますので貴社の宣伝にもなります。」
萱場「弊社だけのメリットだと顧客に迷惑なだけです。顧客にメリットがありますか?なければ紹介できません。どのような媒体にどのような内容の記事が載り、弊社顧客であるということを添えることの顧客のメリットなど、弊社のメリットと顧客のメリットを双方で納得のいくストーリーを説明してください。」
記者「日本国内、海外に貴社の記事が載ります、ということでお願いできませんか?」
萱場「それだとどういう内容の記事にされたいのか、どういう会社を取材したいのか、ターゲット読者はどの層か、それを踏まえてどういう顧客をご紹介差し上げればWin-Winか、全く分かりませんので今回は遠慮します。」
という感じです。
うーーーーーん、、、、、という感じ、しませんか?
実際はもっと長文ですが、記者として自分から考えてきてくれてもいいような内容をこっちがそれとなく誘導して聞いてみても質問の意図が伝わってないという。。。やりとりを続けて最終的にいいストーリーが完成しても、実際の取材、実際の記事発信で御客様に御迷惑をおかけする可能性が高いような気すらしてきます。
会計事務所も同様のマインドが必要ですが、相手の立場をくみ取って提案することは基本にして非常に大事な点ですよね。
今年の上半期の行動指針の一つに「仏の境地」を挙げましたが、早速違反してしまいました。。。。こういうの、結構我慢できないんですよね。。。