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今度は扶養家族ビザ(DP)が引き締め

2015.07.21

ビザ(EP等)など労務関連

おはようございます。
またしてもバッドニュースです。

 

以前、EP(働いている日本人はほとんどこのビザ)のカテゴリでP1, P2、Q1というカテゴリがありました(今は廃止されていますが廃止は知らない人多し)。これらのカテゴリが違うと何が違うのかの回答として「一緒にシンガポールに連れて来れる家族の範囲が違う」というのがありました。具体的には家族にDPを出せる、両親にDPを出せるカテゴリが決まっていました。

 

現在はこのカテゴリは廃止されていますが、帯同家族の範囲は純粋に基本月給で制限されています。具体的には「EPの基本給が月額S$4,000(年収432万円ぐらい)以上だと配偶者と子供にDPが出せる」「月額S$8,000(年収864万円ぐらい)以上だと両親にもDPが出せる」ということになっていますが、これが2015年9月1日よりそれぞれ月額S$5,000、月額S$10,000に引き上げられます。両親を連れて来る場合は、日本円で年収1,000万円を超えなければならないことになります。

 

この新基準、2015年9月1日以降に申請するDPについて適用されますので、現在DPを取得(もしくは発行、もしくは承認までいっていればOK)されている方は影響ありません。ただし、EPの方が転職されたりすると新基準が適用されるので注意です。EP更新も(雇用主が変わらない限り)影響ないと思われます。

 

この引き締め、最近、特に政府が力をいれている「シンガポール人の雇用」を間接的にサポートしているものです。当然ながら(家族持ちの)EPの所得の底上げに加え、シンガポール人の雇用機会を奪う(LOCで働く)DPの数を減らす意図も含まれているのだと思います。

 

シンガポールは物価が高く、月額給与S$4,000で家族で暮らすのは事実上厳しいので、日本人ではあまりいないとは思いますが、例えば旦那が給与月額S$4,000のEP、奥さんがDPのLOCでS$3,000(世帯収入S$7,000)で家賃S$3,000のコンドに住んでいるケースなんかはありそうなので、こういったケースでは旦那が転職する際は必ず月額給与S$5,000以上のオファーをもらわなければならないことになります。

 

最後に。

 

月額給料をS$5,000としてEPを申請して、現金でペイバックなどして会社にお金を戻させて実質給料はもっと低くする、という小手先のテクニックはMOMに捕まりますから気を付けてください。

 

そんなことしている会社は、ななななないと思いますが(;´Д`)y~~

 

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