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ビザ発行時のサイン方法(EPホルダー)

公認会計士  萱場  玄

公認会計士  寺澤 拓磨

大森 裕之

ビザ(EPやDP)の承認が下りると、IPA(In-Principle Approval)と呼ばれるレターがMOMから発行されます。10数ページに及ぶIPAの右上に、EMPLOYER’S COPYと記載のあるのは会社側の保管書類、DECLARATION FORMと記載のあるのは各種関係者の宣誓書、それからPASS HOLDER’S COPYと記載のあるのは本人が保有すべき書類となっています。

このうちDECLARATION FORMの必要箇所にサインをしてビザの発行手続きをすることになりますが、ビザの種類や年齢によってサインの方法が異なり、混乱を招くことが多いため注意が必要です。ここでは、EP、つまり外国人労働者(典型的には駐在員本人)のビザのサイン方法についてみていきます。

以下、下記のような状況を前提に、DECLARATION FORMのサイン箇所について順にみていきます。

■雇用主(会社):ABC PTE LTD(会社登録番号201812345A)

■雇用主(会社)の人事担当者:鈴木 一郎(FIN番号 G9876543A)役職Director

■EPホルダー(駐在員):山田 太郎(FIN番号 G1234567A)

■DPホルダー(配偶者):山田 花子(FIN番号 G2345678A)

■DPホルダー(16歳未満の子供):山田 たけし(FIN番号 G3456789A)

↓当該ページは特にサイン不要です。

EP1

↓当該ページも特にサイン不要です。

EP2

↓当該ページは外国人労働者としてのEPホルダー自身のサインになります。なお、Name of Foreign Employeeの氏名には、同じ日本人でもYamada Taroと表記される方とTaro Yamadaと表記される方がいらっしゃいますが、1ページ目に記載されているアルファベットの順番で氏名を記載するのが無難です。

EP3

↓当該ページは特にサイン不要です。

EP4

↓当該ページは雇用主(会社)がサインするページで、会社のダイレクターや人事部長等の担当者がサインを行うことが一般的です。なお、サインする担当者がシンガポール人等の場合はNRIC番号となりますが、外国人(日本人含む)の場合はFIN番号を記載しますので、NRICと記載してある右側にFIN番号を記載して構いません。

EP5

↓最後のページは、EP申請を人材紹介エージェントが行った場合にエージェントがサイン等を行うページになります。

EP6

(注)上記取り扱いは出稿時点のもので最新実務と異なる場合があります。

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