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チャンギに着いた時の安心感の正体

2016.04.17

ビジネス会計人

昨晩、2週間ぶりにシンガポールに戻りました。異常に蒸し暑くてちょっと驚きなのですが、3日前にここ10年での最高気温を叩き出してましたのでおそらくここ数日は特に暑いんでしょうね。年に1、2回ほどしか日本に行かないのですが、いつもは7月か年末年始に行くところ、今回は4月ということで時期の違いもあったのかもしれません。

 
 
さて、久々にシンガポールに戻りまして、チャンギに着いたときは正直、「安心」しました。これはシンガポールに限らず、海外在住の皆様に共通している感覚だと思うのですが、自分の本拠地に戻ると何故か「安心」します。シンガポールがホーム、たとえそれが日本であってもシンガポール国外は全てアウェイという感覚です。

 

 

しかしこの「安心」ですが、何故そう思うんでしょう?考えてみました。

 

 

おそらく、「ルーチンに戻れる」というか、「いつもの状態で仕事ができる」、もっというと「いつものパフォーマンスを安定して提供できる」ことの安心なんだと思います。逆に言うと、アウェイだといつものパフォーマンスが提供できない。

 

 

いつもの洗面道具で朝の支度をし、いつものコーヒーを飲みいつもの財布、いつもの装備で職場に向かい、いつもの人達と会話しいつものパソコン画面でメールをして、いつものプリンターで印刷をする。いつもの時間に帰宅していつものベッドでいつもの時間に寝るといった、思ったよりも重要なことがアウェイだとできないわけで、そういうアウェイ環境のせいでパフォーマンスは落ち、アウェイの間はどうしてもある程度の仕事を溜めてしまうことになります。人によっては自動返信メールを設定して、アウェイの間は返信することを諦め、ホームに戻ってからまとめて返信するというような人もいるでしょう。

 

 

しかし、アウェイだといつものパフォーマンスが提供できないというのは、自分にとっても関係者(お客様含む)にとっても明らかにマイナスです。いつどこにいても同じパフォーマンスを提供することは、企業としてビジネスパーソンとして、将来生き残っていくのに必須だとすら思ってます。

 

 

そういう想いもあって、「シンガポールで作業しているのと同じ環境で日本滞在時も仕事ができるように環境整備をする」というのが今回の日本滞在の一つのミッションだったわけですが、それはそれでおおむね完了したものの、それでもやはり限界があり、日本以外の国の滞在を考えるとさらに顕著です。例えばどこか初めて訪れるリゾート地のホテルで、シンガポールと同じ環境で仕事ができるかというと、まだちょっと難しいのが現状です。

 

 

長くなりましたが、冒頭の話に戻って、チャンギに着いた時の安心感の正体としては、

 

 

「アウェイでパフォーマンスが下がっていると自分で認識している」

 


そういうことだと気付きました。

 

 

これは悔しい。どこにいても同じパフォーマンスを出せるように絶対仕組みづくりを完成させてやる、と固く誓いました。引き続き改善していこうと思います。

 

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