弊社はシンガポール法人の設立も業務としてやっていますので、それにくっついて、その他の新規進出関連まわりのお手伝いをすることも多いのですが、最近、シンガポールの大手銀行が法人の銀行口座を開設させてくれないというケースがあります。

 
　
「新設のシンガポール法人の法人口座を開設させてくれない。」

え・・・？は・・・・？な、、、なに・・・？・・正直、意味不明な事態なんですが、銀行に要求される資料を全て集めて、サイン権者が窓口に訪れて、一旦全て滞りなく書類が受け付けられ、さあこれから増資やらオフィスやらなんやらを検討するか、という、これからの時に下された銀行の審査結果は、

「法人口座の開設は審査の結果、却下されました。売上の見込みが具体的に発生してから開設してください。売上の見込みを証明するなんらかの資料の提出をすれば再審査します。」

とのこと。

いやいやいや、順番逆やん。売上をつくるのはこれからで、銀行口座ないと事業開始でけへんよ、ほら、増資するのもビザ申請するのも、オフィス借りるのも、人も雇えへんし、ちょっと待て待て待て！アンビリーバボー！

と説明しても「本社の決定で覆せない」の繰り返し。

一応、予想されるその他の理由（これまではそれでも開設できていたのに）もあるので、色々と画策してなんとか口座開設できるよう進めていますが、他行も含めて銀行が新設法人の口座開設を厳しくしているのは明らかなので皆さまお気をつけてという意味で情報共有まで。